2021/09/13 吐いて吸う

ご飯を食べて、美味しいと思えることが減った。減ってしまった。味はしっかりと感じるけれど、素材と調味料・調理法の組み合わせを脳で判断しているに過ぎなくて、いまいち「美味しい」と感じるまでの「快」に結びつかない。なんじゃこれ。

心のバランスを整えて心地よく生きるには「吐く」と「吸う」が大切なのだと思う。「吐く」は、例えば、運動で汗をかく、歌を歌う、絵を描く、文章にする、泣く、人に話を聞いてもらう、とか。とにかく何か(汗、声、絵、文字、涙、言葉)を外に向かって出す行為。「吸う」は、食べる、寝る、人に励まされる、風呂に入る、とか。何かを取り込んだり、心身を休める行為が当てはまる。

これまでの経験から、人間は吐いた分しか吸うことはできないのだ、と解釈している。全く吐いていない状態、心身がモヤモヤで満たされている状態では、いくら吸った所で何も解決に至らない。 よく寝るとか、美味しいものを食べるだとか、一般的によく推奨される「吸う」タイプの休息は、吐いていない分にはいくら取ろうと十分な効果は発揮しないのだろう、と思う。

最近のご飯を食べても美味しく感じない、満たされない原因は多分これのせいなのだ。吐いていないから、吸えない。すごく単純な仕組みに悩まされていた。だから書きました、日記。文字に起こす、書く、「吐く」行為。これで少しは明日のご飯、美味しく感じるといいですね。