2021/09/20 笑顔が素敵

笑うと眉毛が八の字に下がる人が素敵だと思った。 その笑顔が魅力的に映った1番の要因は、自分はそんな顔で笑ったことがないから。気の抜けた様子にほっこりさせられた、みたいな単純な要因も少なからず含まれるけれど、それが決定的に「自分に無いもの」だったことが眩しかった。

人の話を聞いてリアクションを取る事が下手な自覚がある。めちゃくちゃある。特に「笑う」が出来ない。実際に自分の笑う顔をリアルタイムで見る機会はまぁないが、顔の筋肉をぎこちなく動かしている感じはよく分かる。「面白くないから笑えない」みたいな冷たい心境というよりは、脳内で先行して考えていることが邪魔をして、自然なリアクションが取れない。 特に初対面の場合は顕著に困る。初対面、リアクションなんて多少オーバーなくらいが丁度いいはずなことは分かっているけれど、態度に出ない。心中では色々な感想が巡っていても、それが顔に出ない。表情筋が職務を放棄している。がはは。

笑うと眉毛が八の字に下がる人は、他人の話が、どんな風に聞こえているのだろう。少なくとも自分みたいに頭の中でごにょごにょ余計なことを考えてる訳ではなさそうな気はする。もしくは考えていてもそれを表に出さない技術に長けているのかもしれない。いずれにしても「屈託のない」という言葉がまさに相応しい、そんな八の字。今度会ったら教えてもらおうかな、眉毛の下げ方。